辛味のある中国料理に使用されているイメージが強い「豆板醤」。最近はスーパーでもよく見かける調味料ですが、似たような調味料がありますよね。

 

豆板醤に名前が似た調味料には、「コチュジャン」や「甜麺醤」があります。それぞれ、辛味のある料理に使われるような印象がありますよね。

 

では、豆板醤・コチュジャン・甜麺醤には、どのような違いがあるものなのでしょうか?

 

今回は、豆板醤・コチュジャン・甜麺醤の3つに関して、それぞれの違いを解説していきます。また、比較として塩分や糖分比較、どれが一番辛いのか?を紹介していきましょう。

 

他にも、それぞれ代用として使用できるか?他の代用品はあるのか?を解説します。では、はじめていきましょう!

 

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豆板醤・コチュジャン・甜麺醤のそれぞれの特徴と違いとは?

では、早速本題に入っていきましょう。以上の3つの調味料には、どのような違いがあるのでしょうか?この3つの調味料の違いには、「原料」と「原産地」、「辛味の違い」があります。

 

<具体的な違いとは?>

原料 原産地
豆板醤 ソラマメ 中国・四川 辛い
コチュジャン 米・もち米 朝鮮半島 甘辛い
甜麺醤 小麦粉・塩

大豆

中国・北京 甘い

 

原料や原産地、味の違いを表にまとめると、以上のようになります。みなさんが感じる部分といえば、やはり「味」の違いでしょう。

 

豆板醤は辛味が強いため、中国料理では頻繁に使用されるものです。

 

コチュジャンは辛味の中に甘みがあり、韓国料理で多く使用される調味料となっています。

また、日本で作られているものは、韓国のものよりも甘みが強めであるという特徴もあります。

 

甜麺醤は甘めの味噌という印象。

日本の「八丁味噌」に似ていますが、八丁味噌よりも甘く作られており、日本の甜麺醤は、八丁味噌に砂糖を入れ、作られているという話も聞きますよね。

 

辛さ的な順位では、豆板醤>コチュジャン>甜麺醤という形でしょう。

 

では、ここからは、それぞれの調味料の具体的な特徴を解説していきます。

豆板醤の特徴を解説

ソラマメを原料とし、麹に加えて発酵させる、中国の発酵食品。塩やごま油、米などを加え、味付けをすることが多い。

中国・四川が発祥とされ、今では世界中で食べられている。

 

ソラマメの皮を剥き、蒸さずに麹に入れて半年発酵させる。その後、唐辛子を追加し、1ヶ月ほど発酵させ完成。

最近は、製造方法が短縮化されており、高温短期間で発酵させ、製造されている。

 

もともとは、ソラマメを麹で発酵させたものを「豆板醤」と呼び、唐辛子を追加したものは豆板辣醤(トウバンラージャン)」と呼ばれていた。

現在では、唐辛子入りのものも「豆板醤」と呼ばれている。

 

麻婆豆腐や回鍋肉といった中国料理で使用されることが多い。

 

コチュジャンの特徴を改札

米、もち米を麹で発酵させた調味料。韓国料理など朝鮮半島で非常に親しまれている調味料で、18世紀から製造が始まったと言われている。

 

米やもち米を使用しているため、辛味の中にある「甘み」が味の特徴となる。米やもち米を発酵させた後、塩や醤油を用いて味付けをする。その後、唐辛子を加えて味を調節する。

 

日本のコチュジャンは韓国で使用されるものと味の違いがある。それは、砂糖を多く使用しているからで、韓国のものよりも甘みが強い点が特徴である。

 

代表的な料理としてビビンバがあり、その他にも鍋物や焼き肉などで使用されている。

 

甜麺醤の特徴を解説

小麦粉と塩を原料として、麹に混ぜて発酵させた黒味噌。色は黒だけでなく、赤みを帯びた赤褐色の甜麺醤も存在している。

 

豆板醤、コチュジャンとは違い、甜麺醤は「味噌」に分類される調味料です。

豆板醤やコチュジャンは、一つのカテゴリーとして成り立っていますが、甜麺醤は味噌のカテゴリーに入るわけですね。

 

多く生産されているのは北京で、最近は使用する麹や製造方法を工夫し、大量生産が可能になりました。

 

そして、原料にも変化があります。最近は輸入品の多くが、小麦粉ではなく大豆を原料としたものがほとんどです。

 

甜麺醤はもともと小麦粉から作られていましたが、今はそのほとんどが大豆から作られています。

 

甘みが強めで、そのままでも食べることができる点が特徴の一つです。

回鍋肉や北京ダック、麻婆豆腐によく用いられている調味料となっています。

 

 

豆板醤・コチュジャン・甜麺醤の違いを多角的に考察しよう

豆板醤、コチュジャン、甜麺醤の違いや特徴については、わかっていただけたかと思います。

原産地や原料、辛味の違いがあることがわかりましたね。

 

カロリーや塩分、糖質の違いを比較

カロリー(kcal) 塩分(g) 糖質(g)
豆板醤 60kcal 17.8g 3.5g
コチュジャン 256kcal 3.89g 40g
甜麺醤 256kcal 7.3g 35g

※100g当たりの栄養成分

 

こちらを見ると、豆板醤の糖質、カロリーの低さが目立ちますが、その反面で、塩分は他2つの2倍以上の含有量となっています。

コチュジャン、甜麺醤ともに、カロリーが高めの原料を使用しているため、糖質を含めて高めの数字ですね。

 

こちらの栄養成分は100g当たりの含有量ですので、一食当たりに換算するなら、大体10分の1をした値で考えると良いでしょう。

 

ヘルシーさでは豆板醤が圧倒的に勝っていて、辛味成分を含むため、汗をかきやすい体質に変えてくれます。

ダイエットには最も適した調味料であることがわかりますね。

 

豆板醤・コチュジャン・甜麺醤の代用とは?

最後に、豆板醤、コチュジャン、甜麺醤の3つの調味料に関して、代用品はどんなものがあるのか?について触れていきましょう。

 

まず、豆板醤、コチュジャン、甜麺醤は辛味の度合いは違うものの、それぞれが代用品として使うことができます。

 

例えば、豆板醤の代用として、コチュジャンや甜麺醤を使うことは可能となっています。

逆もまた然りで、コチュジャンがない時に豆板醤を使用したり、甜麺醤を代用として使うこともできるでしょう。

 

辛味は大きく違いますが、料理の際の代用としては使うことができますよ!

 

ただ、この3つの中で代用する場合、調理法が違ってきます。

3つの調味料の調理法の違い
・豆板醤→加えて炒める
・コチュジャン→炒めた後に混ぜる
・甜麺醤→炒めた後に混ぜる

コチュジャンや甜麺醤は、火にかけると焦げやすいという特徴があります。

この理由から、豆板醤の

ように加えてから炒めるという調理法は適していません。

 

コチュジャンや甜麺醤を使用するときは、一度材料を炒め終え、火を止めてから混ぜるようにして加えましょう。

 

他のもので代用できる?

豆板醤、コチュジャン甜麺醤の3つの調味料は、他の調味料で代用することが可能です。

以下、代用の方法をまとめておきましたので、ご確認ください。

 

調味料の代用
・豆板醤
→味噌(大1)+しょう油(小1/2)+一味唐辛子(小1)
・コチュジャン
→味噌(大1)+しょう油(小1/2)+一味唐辛子(小1)+ごま油(1滴)+砂糖(小1/2)
・甜麺醤
→味噌(大1)+しょう油(小1/2)+一味唐辛子(小1)+ごま油(1滴)+砂糖(小1/2)
※大:大さじ1、小:小さじ1

この分量で混ぜ合わせると、「似たような味」に仕上がります。どれも家庭にあるアイテムばかりなので、調味料を上手く混ぜ合わせて、味を作ってみましょう。

 

コチュジャンと甜麺醤を比較すると、同じ構成になっています。

実際は少し味が違うのですが、調味料で混ぜ合わせるのであれば、以上のような組み合わせで作ってみましょう!

 

まとめ

今回は、豆板醤、コチュジャン、甜麺醤の違いはどのような部分にあるのか?について比較をしていきました。豆板醤、コチュジャン、甜麺醤は原料や原産地に違いがあり、辛味の要素も若干違うものとなっています。

 

ただ、それぞれの代用品として用いることが可能で、麻婆豆腐などを作る際は、色々な味に挑戦できそうですね。では、今回のまとめをしていきましょう。

 

今回のまとめ!
【原料の違いは?】
豆板醤:ソラマメが原料
コチュジャン:米やもち米
甜麺醤:小麦粉
【原産地】
豆板醤:中国・四川
コチュジャン:朝鮮半島
甜麺醤:中国・北京
【辛さ】
豆板醤>コチュジャン>甜麺醤
【カロリーや糖質】
カロリー:コチュジャン=甜麺醤>豆板醤
糖質:コチュジャン>甜麺醤>豆板醤
塩分:豆板醤>甜麺醤>コチュジャン
【代用になる?】
3つの調味料は、それぞれ代用になる

 

 

 

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