料理に彩りを加え、美味しさもUPする「赤ピーマン」。ピーマンはよく使用されるイメージがありますが、赤ピーマンを使う家庭はなかなか少ないと思います。

 

パプリカなどは明確に違うとわかりますが、赤ピーマンとピーマンは何が違うの?という疑問を持つ方が多いでしょう。実際、ピーマンと赤ピーマン、パプリカは同じような味・食感ですので、家庭で使うならどれでも良い!なんて言葉も聞かれます。

 

しかし、ピーマンと赤ピーマンでは、栄養に大きな違いがあるのです。調べてみると、ピーマンに比べて「格段に」赤ピーマンの栄養素が豊富であることが判明しました。

 

今回は、ピーマンや赤ピーマンに加えて、パプリカとの栄養素の違いを解説。赤ピーマンの健康効果や栄養を高める食べ方についても解説をしていきます。では、はじめていきましょう。

 

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赤ピーマンとピーマンの栄養素比較!

まずは、ピーマンと赤ピーマンの栄養素比較をしていきます。はじめに、普通のピーマンの栄養素から紹介していきます。その後、赤ピーマンの栄養と見比べて、比較をしていきましょう。

 

◯ピーマンの栄養素

栄養素 含有量
カロリー 22kcal
タンパク質 0.9g
炭水化物 5.1g
脂質 0.2g
糖質 2.8g
食物繊維 2.3g
ビタミンC 76mg
ビタミンA 33µg
ビタミンE 0.8mg
カリウム 190mg

◯可食部100g当たりの栄養素

日本食品標準成分表 2015年度版

 

以上が、普通のピーマンの栄養素になります。ピーマンにはほとんど栄養がない!なんて声も聞きますが、実際はビタミン類が非常に豊富です。また、基本的な栄養素には載ってきませんが、「ピラジン」や「カプサイシン」という体に良い効能をもたらす栄養素も入っているため、健康効果は大きいと言えます。

 

こういった健康効果に関しては、後述してありますので、そちらをご確認ください。

 

赤ピーマンと比較してみよう

では、本題です。ピーマンと赤ピーマンの栄養素を比較していきたいと思います。先ほどと同じ項目で、栄養素を比較していきましょう。

 

◯ピーマンと赤ピーマンの栄養素比較

栄養素 ピーマン 赤ピーマン
カロリー 22kcal 30kcal
タンパク質 0.9g 1.0g
炭水化物 5.1g 7.2g
脂質 0.2g 0.2g
糖質 2.8g 5.6g
食物繊維 2.3g 1.6g
ビタミンC 76mg 170mg
ビタミンA 33µg 88µg
ビタミンE 0.8mg 4.3mg
βカロテン 400mg 1100mg

◯可食部100g当たりの栄養素

日本食品標準成分表 2015年度版

 

冒頭で、赤ピーマンと普通のピーマンでは、赤ピーマンのほうが栄養が多いと触れましたが、まさに「驚き」の違いが出ています。ピーマンの栄養素の中で重要なのは、「ビタミン類」であることも触れました。

 

そのビタミン類を比較すると、赤ピーマンの方が圧倒的に栄養豊富なのです。ビタミンA・ビタミンCを比較すると、2倍以上の差。ビタミンAに含まれるβカロテンに関しては、桁違いの数字が出ています。

 

そして、もっと差が大きいのはビタミンEでしょう。なんと、ビタミンEは5倍以上もの数値の差が出ています。色が違うだけで、ここまで大きな差が出るわけですね。

 

反対に、普通のピーマンが勝っているのは、糖質と食物繊維です。赤ピーマンの糖質が高めなのに対し、普通のピーマンは糖質が低い傾向にあります。そして、食物繊維でも、普通のピーマンのほうが栄養豊富になっています。糖質を気にするならば、普通のピーマンを選ぶべきだと言えそうです。

 

赤ピーマンの栄養から健康効果を確認しよう

続いて、赤ピーマンの健康効果について確認していきましょう。赤ピーマンの健康効果に関しては、以下のようなものがあります。

 

赤ピーマンの健康効果
◯抗酸化作用(ビタミンC、βカロテン)
赤ピーマンは強い抗酸化作用を持つ。体内の酸化を抑え、老化防止・病気予防効果が高い
◯美容効果(ビタミンC)
皮膚や粘膜の調子を整え、肌トラブルを軽減する
◯動脈硬化予防(ピラジン)
青臭さの原因となるピラジンは、血液の老廃物を取り除き、血栓ができにくくなる効果がある
◯疲労回復(サイトカイン)
疲労回復効果によって、夏バテ予防などに効果が高い

赤ピーマンは、ピーマンと同じような健康効果を持ちますが、前述の通り、栄養素の大きさに違いがあります。そのため、ピーマンより少ない量でも、その健康効果を実感できるでしょう。

 

ピーマンはビタミン類が豊富で、肌トラブルを改善する「美容効果」が女性に喜ばれる部分ですね。そして、豊富に含まれるピラジンは血液関係で健康効果を発揮します。血液サラサラ効果があるため、動脈硬化や心臓病の予防に繋がる栄養素ですね。

 

赤ピーマンとパプリカとの違いって何?

赤ピーマンと赤パプリカの違いを比較すると、実に関してはほとんど違いがありません。栄養効果も非常に似ていて、同じような野菜だといえます。ただ、少しずつ違う部分もあるので、最後にこの部分を解説していきましょう。

 

まず、赤ピーマンは、ピーマンが成熟した姿になります。

パプリカの場合は、実は似通っていますが、ピーマンとは別物。特に、見た目的には「皮の厚さ」や「実の長さ」で違いがあります。

赤パプリカは実が厚く、反対に赤ピーマンは実が薄いという特徴があるのです。また、赤パプリカの方が若干栄養が豊富だと言えます。

 

他に赤ピーマンとパプリカの違いを表すならば、入ってきた経緯なども考えられるでしょう。例えば、どちらも外国産の野菜ですが、入ってきた時期が大きく違います。

 

◯ピーマンとパプリカの違い①

ピーマン 1955年頃
パプリカ 1993年頃

 

ピーマンの方が早く日本に入ってきているため、日本で親しまれている野菜となりました。反対に、パプリカは日本の食卓で見ることは少ない野菜ですよね。日本ではピーマンの栽培は盛んに行われていますが、パプリカはその8割が外国からの輸入に頼っている状態です。

 

また、栄養面で見ると、熱への強さに違いがあります。

 

◯ピーマンとパプリカの違い②

ピーマン 熱に強い
パプリカ 熱に弱い

 

ピーマンは、比較的熱に強いため、油で炒めるという調理法が有効です。しかし、パプリカは加熱しすぎると栄養素が落ちてしまうことから、短時間で炒めたり、揚げたりする必要があるでしょう。

 

まとめ

今回は、赤ピーマンの栄養について、メインでまとめていきました。赤ピーマンは緑色のピーマンよりも栄養が豊富であることがわかりました。やはり、実がしっかりと成熟しているということから、その栄養効果の高さが引き出されているのでしょう。

 

パプリカは食卓ではあまり見かけないように思われますが、夏の時期はよくスーパーで売られていると思いますので、試しに使ってみてはいかがでしょうか?では、まとめをしていきます。

 

赤ピーマンとピーマンの栄養比較!パプリカとの栄養素の違いも解説
<赤ピーマンと緑ピーマンの栄養比較>
・ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEの3項目で圧倒的に赤ピーマンの栄養が高い
・サイトカイン、ピラジンも豊富
<赤ピーマンの栄養効果>・抗酸化作用(ビタミンC、βカロテン)
・美容効果(ビタミンC)
・動脈硬化予防(ピラジン)
・疲労回復(サイトカイン)

 

<赤ピーマンのパプリカの違い>

・皮の厚みや、実の長さの違いがある

・ピーマンはパプリカよりも早く日本に入ってきたため、家庭に浸透している

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