夏になると、いろいろな野菜が美味しくなる季節ですよね。畑で取れた野菜を丸かじりする光景は、映画などでもよく目にするものでしょう。夏野菜といえば、きゅうりやナス、トマト、とうもろこしなど色鮮やかなものが多い印象ですね。

 

今回は、そんな夏野菜の中でも「トマト」に着目していきます。あまり意識していなかったのですが、「ミニトマト」と「プチトマト」の二種類が存在しています。この2つは同じもののようにして、実は違うものだったのです。

 

普段から意識しないとわかりにくい違いではありますが、みなさんはこの違いを説明できますか?

今回は、プチトマトとミニトマトの違いに関して、栄養価や由来など様々な視点から考えていきましょう。

 

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プチトマトとミニトマトの違いとは?歴史や由来から考察

ミニトマトとプチトマトの違いには、「ミニトマト=分類」であり、「プチトマト=品種」であると言えます。これだと、少しわかりにくいと思いますので、もう少し詳しく説明をしていきましょう。

ミニトマトとプチトマトの違いと差
ミニトマト=トマトの大きさによる分類。20g〜30gのトマトのこと
プチトマト=ミニトマトの中の品種を指す。

まず、ミニトマトに関しては、トマトの名前の一つになります。トマトは、大きさによって名前を変えていきます。例えば、200g以上のものだと「大玉トマト」と呼ばれます。

 

そして、20g〜30gのトマトのことを「ミニトマト」と呼ぶようですね。

 

ミニトマトの由来は、「Minimum」という英語から来ているもの。最も小さいトマトということで、ミニトマトというわけです。「大玉トマト」と「ミニトマト」のちょうど中間に当たる「ミディトマト」という分類もありますね。

 

では、プチトマトはどうでしょうか?上の説明にもあるとおり、20g〜30gのミニトマトの中の「品種のうちの一つ」がプチトマトなのです。

 

トマトの歴史からわかるミニトマトとプチトマト

トマトは、名前からも分かる通り、外国から入ってきた野菜です。

 

トマトの発祥は16世紀にさかのぼります。南米で生まれ、メキシコに入った後、ヨーロッパへ伝わったことで世界中に普及していきます。最初は、食用として認知されていませんでしたが、貧困層に向けて、大きく普及していきます。

 

そして、高度経済成長期に入ると、「タキイ種苗」という会社が一つの品種に目をつけます。それは、大きなトマトよりはるかに小さなトマトでした。

そう、それこそ「プチトマト」だったのです。

タキイ種苗は、「プチトマト」という名前とともに、小さなトマトを売り出し始めます。

プランターなどで作ることができ、家庭菜園としての需要が高まったこともあって、大きな流行となりました。

 

プチトマトという品種が大流行したことによって、様々な企業が「小さなトマト」を品種改良して作るようになります。

その結果、プチトマトは、たくさんの種類ができてしまいました。

 

そこで、20g〜30gのトマトの総称として、「ミニトマト」という分類を作りました。

 

これが、プチトマトやミニトマトという名前の起源なのです。

 

もともとはプチトマトという名前で親しまれていましたが、現在市場に出回っている小さなトマトは、すべて「ミニトマト」と呼ぶのが正しい答えになります。

 

それは、「プチトマト」という品種が、平成19年をもって製造中止となったからです。プチトマトという品種が台頭してから、糖度の高いミニトマトが多数出てきます。その結果、プチトマトは需要が薄くなってしまったのです。

 

しかし、もともと親しまれた「プチトマト」という名前は、今でも浸透しているわけですね。

これが、ミニトマトとプチトマトという2つの名前が存在している理由であり、2つの名前の違いなのです。

 

 タキイ種苗の現在

タキイ種苗は、現在でも家庭菜園のメーカーとして活躍中。なんと、専門学校まで作ったほどの大きな企業に成長を遂げています。その成長の一つの理由に、プチトマトがあったようですね。

 

トマトとミニトマトの栄養価を比較

ここまでは、ミニトマトとプチトマトの違いについて確認していきました。

プチトマトは、ミニトマトの中の品種名でした。

 

もともとはプチトマトが人気の火種になっていたため、今でもこの名前で呼ぶ方が多くなっています。

 

ここからは、栄養価についてお話していきます。

実は、ミニトマトは非常に栄養価が高いのです。普通サイズのトマトよりも、ミニトマトのほうが栄養価が高いことを知っていましたか?

 

<ミニトマトとトマトの栄養価>

栄養素 トマト ミニトマト
エネルギー 19kcal 29kcal
タンパク質 0.7g 1.1g
脂質 0.1g 0.1g
炭水化物 4.7g 7.2g
ビタミンA 45µg 80µg
ビタミンC 15mg 32mg
ビタミンE 0.9mg 0.9mg
ビタミンK 4µg 7µg

※100g当たりの栄養素

 

上の表はミニトマトと普通のトマトの栄養価を比較したものになります。

注目したいのは「ビタミン類」の栄養素でしょう。

 

様々な項目において、2倍近い数字を叩き出しています。

この他のビタミンに関しても、ミニトマトのほうが栄養が豊富であるという結果になりました。

 

ミニトマトは一つ一つが小さいため、たくさん食べる必要はありますが、それぞれの栄養価はミニトマトのほうが高いのですね。

 

トマトで注目したい栄養素について

トマトは、高い「抗酸化力」に注目したいところです。上のビタミンA,C,Eは強い抗酸化作用を持った栄養素となっています。この他、トマトには「リコピン」という栄養素があり、抗酸化作用に特化した野菜と言っても過言ではありません。

 

ミニトマトの栄養素の説明
ビタミンA:目や皮膚粘膜の健康増進
ビタミンC:美肌効果や風邪予防に効果あり
ビタミンE:抗酸化作用が非常に強く、老化防止に効果あり
ビタミンK:骨や血液サラサラ効果あり
リコピン:強い抗酸化作用を持つ。

ミニトマトにせよ、トマトにせよ、ビタミンを豊富に含んでおり、体の健康を考える上では大きな効果を持った野菜だと言えそうです。

抗酸化作用が非常に強いため、老化防止に非常に効果があるといえます。

 

この他、美肌効果もあり、食物繊維もバランスよく入っているため、腸内環境の改善も可能。

女性にも男性にもおすすめの野菜と言えそうです。

 

 色で変わるミニトマトの栄養素

ミニトマトには、赤や黄色、緑色などカラフルな種類があります。それぞれ、栄養素が少しだけ違うようですね。特に、黄色のミニトマトはリコピンがさらに豊富に含まれており、吸収されやすい構造となっているため、黄色のミニトマトはおすすめですね。

 

まとめ

今回は、プチトマトとミニトマトの違いをまとめていきました。

20g〜30gのトマトが、ミニトマト。

そして、ミニトマトの品種の1つとして、プチトマトが存在していたわけですね。

 

ただ、ミニトマトの起源となったのはプチトマトでした。

プチトマトの発祥→ミニトマトという分類の発現という流れであることを知っておきましょう。

ミニトマトは、一般的なトマトよりも栄養価が高い点もあり、優秀な食べ物だと言えそうですね。

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