日本古来の食文化である「和食」。伝統的な調理方法で肉、魚、野菜を煮たり、焼いたりすることで、素材本来の旨味を体感することができます。そんな伝統的な調理法の中でも、家庭でよく目にするものに「落し蓋」があります。

 

落し蓋といえば、和食の基本中の基本。肉じゃがや魚の煮付けなど、和食の煮込み料理であれば、ほとんどの料理で使う技法です。しかし、落し蓋をする時。困ったことも出てきます。それが、「どのアイテムで落し蓋をすればよいのか」です。

 

落し蓋は木の蓋から金属製のものまで、専用のアイテムがあるもの。しかし、購入する調理器具によっては、フタが付いていない、落し蓋用のフタが無い!という可能性もあるのです。そんなとき、「落し蓋が無いから料理が作れない」となってはもったいないですよね。

 

今回は、落し蓋の代用に使用できるおすすめアイテムをいくつか紹介します。王道のアルミホイル以外のアイテムも紹介していきますよ!また、サランラップは落し蓋に使えるのか?についても触れていきましょう。

 

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【前提】落し蓋って必要なの?

僕は一人暮らしで頻繁に料理をするのですが、初めて落し蓋を使う時にこんなことを思っていました。それが、「落し蓋って意味あるの?」というものです。普通にフタをすれば良いのでは?と考えてしまいますよね。

 

しかし、実際に料理をしてみると、落し蓋をするのとしないのとでは、大きな差があることがわかるのです。味の染み込み方が、落し蓋があるor無しで大きく違ってきます。それもそのはず、落し蓋は「味を染み込ませる」ために行う調理技法なのです。

 

落し蓋の意味
・味をしっかりと染み込ませる
・料理が煮崩れするのを防ぐ
・味にムラを出さない

落し蓋をすることで、食べ物全体に煮汁を染み込ませる役割を持ちます。一般的な鍋蓋では、煮汁が全体に染み込まず、味にムラが出来てしまうわけですね。

 

出典:https://lidea.today/articles/945

 

この画像は、王手薬品メーカー「Lion」さんによる、落し蓋ありとなしの比較画像です。左側の大根が「落し蓋なし」で、真ん中の大根が、普通の鍋蓋。そして、一番右側が落し蓋ありの煮込みとなっています。

 

こちらを見れば、落し蓋が確実に必要であることがわかりますね。

 

 

落し蓋の代用は何を使用する?

では、ここからが本題です。落し蓋の代用には何を使用することができるでしょうか?冒頭でも触れたとおり、アルミホイルしか使用することができないのでしょうか?

 

実際、アルミホイル以外でも、落し蓋の代用をするアイテムはあります。ここからは、落し蓋代用アイテムのおすすめを紹介していきましょう。

落し蓋の代用アイテム
①クッキングシート
②キッチンペーパー
③アルミホイル
④皿
⑤キャベツ

今回は、アルミホイル以外ということでしたが、一応アルミホイルも含めておきました。基本的に、この5つが落し蓋の代用アイテムになってくるでしょう。では、それぞれの項目について、簡単に解説を加えていきます。

 

①クッキングシート

お菓子づくりに使うような厚手のクッキングシートは、落し蓋の代用品となります。具材にフィットしやすく、味を全体的に染み込ませやすい点がポイントです。また、匂いも気になりませんし、使い捨てということもあって、後片付けがかなり楽。

 

そして、最大の利点として、クッキングシート自体が、アクを吸い取ってくれるため、アク取りをする必要が無い点でしょう。これは非常に便利です。アルミホイルでは、定期的にアクを取る必要がありますので、このステップが無い点はうれしいところ。

 

値段も安いですし、家庭に常備しておきたいですね。

 

②キッチンペーパー

僕としては、クッキングシートよりもキッチンペーパーの方がおすすめです。キッチンペーパーは基本的に厚手ですので、どの商品を選んでも、落し蓋の代用として使用することができます。

 

利点は、クッキングシートとほぼ同じです。味を全体に染み込ませやすいという部分を始め、アクをキッチンペーパーが吸い取ってくれる点も良いですね。キッチンペーパーはクッキングシートよりも厚手のものが多いです。重みが強いと、より味を染み込ませやすいため、僕はキッチンペーパーを使っています。

 

③アルミホイル

アルミホイルといえば、落し蓋の代用というイメージがあります。僕は、キッチンペーパーがない時、アルミホイルを使っています。アルミホイルを、落し蓋以外に使ったことがありません(笑)

 

アルミホイルを落し蓋に使用するときは、鍋のサイズに合わせて、アルミホイルをくしゃくしゃにして入れます。くしゃくしゃにしていれることで、穴を開ける必要がありません。

 

アルミホイルは、この行程だけで落し蓋が作れるため、手間的にはキッチンペーパーと差がありません。ただ、アクを取る必要はあります。定期的にアルミホイルを開けて、アク抜きをしましょう。

 

④皿

アルミホイル以外だと、皿を使用することもできます。ただ、僕はあまりおすすめしない方法でもあります。落し蓋の代用に、皿を使用するポイントとしては、重みがあることで味を染み込ませやすい点でしょう。

 

ただ、重みがありすぎると、食べ物が煮崩れしやすい原因にもなるので注意です。

 

そして、皿を落し蓋の代用に使用すると、手間がかかります。皿を洗う必要があることはもちろん、皿を取る時にやけどをしたりする可能性があります。また、菜箸などで皿を取ろうとすると、煮魚が煮崩れする可能性もあるのです。その他、菜箸が折れた!なんてこともありました。それ以来、皿を落し蓋に使ってはいません(笑)

 

鍋にピッタリフィットする皿は少ないですので、できるならばアルミホイル、キッチンペーパーで代用することをおすすめします。

 

⑤キャベツ

アルミホイル以外の落し蓋で意外性があるものといえば、キャベツがあげられるでしょう。キャベツの外側の葉っぱを敷き詰めることで、「天然の落し蓋」の完成です。そのまま食べることができるため、食べ物を無駄にしない精神もGOODです。

 

ただ、記事執筆時点だと、キャベツが非常に高くなっています。キャベツの外側は捨ててしまうことが多いので、経済的ではありますが、条件が揃わないと「おすすめ」だとはいえませんね。

 

【参考】サランラップは落し蓋に使えるの?

今回、タイトルにも入っている「サランラップ」についてお話していきましょう。サランラップは落し蓋に使用できるものなのか?答えは、否です。サランラップは落し蓋には使えません。

 

その理由に、サランラップが溶けたり、燃えたりする可能性があるからです。落し蓋をする際、鍋などの調理器具によっては、サランラップが燃えたり溶けたりする可能性があります。アルミホイルの場合も、溶けることはあります。ただ、落し蓋にアルミホイルを使って、燃えるケースはほとんどありません。

 

しかし、サランラップの場合は、直の熱には弱いことや簡単に成分が溶けだしてしまう可能性を考慮するべきでしょう。実際、ラップが燃えたり、溶けたりするとどんな影響があるのか?ですが、以下の文章を御覧ください。

 

Q.たとえ少量でも「サランラップ®」は家庭で燃やさない方がよいのですか?

A.そうです。ダイオキシンの発生条件やメカニズムはまだ十分に解明されているとはいえません。しかし不完全燃焼の場合にダイオキシン発生の恐れがあるといわれている以上、たとえ少量でも家庭でごみを燃やすことは避けたほうがより安全です。使い終わった「サランラップ®」はプラスチックごみとして各自治体の定める方法で分別廃棄してください。

参考:http://www.asahi-kasei.co.jp/saran/customer/faq/saranwrap.html

こちら、サランラップを販売している旭化成の質問ページの引用です。サランラップは燃えるとダイオキシンを発生させる可能性があります。もし、落し蓋に使用している際、誤ってサランラップを燃やしてしまったら....

 

こういった危険性があるならば、ラップを落し蓋で使用することはできないということになりますね。

 

キッチンペーパー、クッキングシートを使う場合は...

ここまで、落し蓋の代用として、アルミホイル以外のものを多数紹介していきました。もし、以上の候補の中で、クッキングシートやキッチンペーパーを使用する場合、「穴を開けて」使うようにしてください。

 

クッキングシートの場合、以上の動画の方法がおすすめです。若干手間がかかるかもしれませんが、この方法なら、綺麗に穴を開けることができます。

 

キッチンペーパーの場合、キッチンペーパーを敷いた後、菜箸でスブスブとさして穴を開けることができます。もし、そういった汚いやり方をしたくない!という場合は、上の動画の方法を同じように実践してみましょう。

 

まとめ

今回は、身近でできる落し蓋の代用法をまとめていきました。基本的に、アルミホイル以外であれば、「キッチンペーパー」がおすすめです。それぞれ特徴はありますが、落し蓋の代用としてはキッチンペーパーが頭一つ抜けている気がしますね。

 

また、落し蓋専用のフタもありますので、鍋の大きさに合わせて購入してみると、正しい形で落し蓋を行うことができるでしょう。

タイトルにもある、サランラップを落し蓋の代用として使用する方法は、危険性を伴いますので、注意してください。

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