おしゃれは色や形だけでなく、素材が非常に重要です。どんな素材を選ぶのか?によっても、ファッションの印象は大きく変わってきます。

 

綿やポリエステルといった素材の服は、現代では広く親しまれており、ファッションでは一般的な素材になっていますよね。ただ、「この素材って何?」というマイナーなものも存在します。

 

今回は、マイナーな服の素材である「モダール」という素材についてお話していきます。服の素材表示を見たら「モダール」と書いてあった!

 

モダールとは、一体どんな素材なのでしょうか?当ページでは、モダールがどんな素材なのかを解説し、洗濯方法や洗濯表示を紹介していきます。

 

また、毛玉は付きやすいのか?などについても解説をしていきます。では、はじめていきましょう!

 

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今回の要点!

まずは、今回の要点からまとめていきます。時間が無い方は、こちらで確認をしていきましょう。

 


今回の要点

モダールって何?

・木材パルプを原料とした合成繊維

・レーヨンの一種で、「ブナ」のパルプを使用している

・吸湿性に優れているため、寝具などにも使用される

・水洗いで洗濯できる

 

モダールの洗濯方法

・30度の水温で手洗いできる

・中性洗剤を使用する必要がある

・アイロンは中温(110℃)まで可

・日陰で平干しが推奨される

(手洗いのやり方については下記内容を参照)

 

モダールは毛玉が付きやすいの?

・モダールは繊維が適切に洗濯、使用すれば毛玉は付きやすい

・他の繊維と合成することで、強度を増すという特徴がある


 

では、まずはモダールがどんな素材なのか?について解説をしていきます。

 

モダールってどんな素材なの?

モダールは、「木材パルプ」を原料とした合成繊維です。レーヨン素材の一種ですが、水に濡れることで強度が下がるという特徴はなく、レーヨンの上位互換性を持った素材となっています。

 

モダールという素材の素晴らしい点は、以下の通りです。

 

モダールの良い特徴
・シルクのようななめらかな手触り
・光沢感がある
・吸湿性&放湿性に優れる
・手洗いができる(レーヨンのデメリットを改善した)

モダールは、手触りがシルクに似ていて、独特の光沢感を持っているため、ファッション性も高いアイテムです。

また、吸湿性に優れている反面、すばやく湿度を放出する性質も持つことから、寝具にも使用されている素材ですね。

 

そして、レーヨンとの大きな違いは、「水洗いで洗濯できる」という点でしょう。レーヨンは水洗い出来ませんでしたが、このデメリットを克服している点が優秀です。

 

  • レーヨン→合成パルプ
  • モダール→ブナのパルプ

 

モダールは、レーヨン素材の一種です。レーヨンは多数の木材パルプから製造されるものになります。その反面でモダールは、ブナのみの木材パルプが原料のセルロース繊維なのです。

 

モダールの洗濯の方法を解説!

では、モダールはどのように洗濯をすればよいのでしょうか?モダールの洗濯の方法として、以下のポイントを抑えておきましょう。

 

モダールの洗濯
・手洗い(押し洗い)をする
・30度のお湯に中性洗剤を使用
・脱水はドライクリーニング
・平干しで乾かす

モダールは手洗いであれば、家庭洗濯が可能となります。30度のお湯を用意し、その中に中性洗剤を入れていきます。

 

そこに、モダール素材の使用された洗濯物を畳んで入れ、優しく押し込むようにして洗濯をしていきましょう。


押し洗いの方法

 

①30度のお湯に中性洗剤を入れた桶を用意する

②服を畳んだ状態で、その桶の中に入れる

③押したり、浮かせたりを繰り返す

④袖口や裾などを優しく握り、汚れを取っていく


 

モダールを始め、ウールのような天然素材の服も、この方法で洗うことができますよ。

 

また、脱水は、タオルに服を挟み込んで行う「タオルドライ」であれば、型崩れを起こしません。

↑タオルドライはタオルに服を挟み込んで行います。

 

最後に、干し方に関しては、「平干し」が推奨されています。平干しには、以下の画像のようなネットを使用します。

こちらは、ホームセンターなどで500円程度で購入できます。ニットなどをたくさん持っている方は、平干し用ネットを購入しておいたほうが良いでしょう。

 

平干しをすることによって、裾や袖を伸ばさずに干すことができますよ!

モダールの洗濯表示を見てみよう!

続いて、モダールの洗濯方法と洗濯表示について解説をしていきます。モダールの特徴として「水洗いできる」という性質があることをお話していきました。

 

では、実際の洗濯表示ではどのようにかかれているのでしょうか?今回は、いくつかの製品の洗濯表示を例に挙げて、洗濯の適切な方法を解説していきます。

 

YARRA コットンモダールタートル長袖の場合

まずは、YARRAさんのタートルシャツの洗濯表示を見ていきましょう。

 

こちらの場合、30度の水温で、中性洗剤を使用し、手洗いをすることが推奨されています。モダールは中性洗剤で洗うことが推奨されることが多いです。

 

中性洗剤とは、デリケートな素材のものを洗濯する時に使用される洗剤で、刺激を与えずに洗濯することが可能になります。中性洗剤は、「ウタマロリキッド」が有名。

 

他の洗濯表示を見てみると、以下のような結果になっています。

 

    洗濯表示 可否
    家庭洗濯 手洗い
    酸素系漂白剤 不可
    乾燥 不可
    アイロン 中温なら可
    脱水 弱く(タオルドライ)
    乾燥 平干し

     

    以上の条件での洗濯方法が推奨されています。もう一つ、例を出して確認してみましょう。

     

    HARE BIGモダールシャツ

    有名ブランド「HARE」のメンズシャツの洗濯表示を見ていきます。こちらのシャツは、モダール80%×ポリエステル20%ということで、綿×モダールの次によく見る組み合わせです。

     

    洗濯表示を見てみると、そもそも家庭洗濯が出来ないという表示が出ています。洗濯表示を左から解説していくと、以下のようになっています。

     

      <HAREのモダールシャツの洗濯方法>

      洗濯表示 可否
      家庭洗濯 不可
      酸素系漂白剤 不可
      乾燥 不可
      アイロン 低温なら可
      クリーニング 石油溶剤の弱いドライクリーニング
      ウェットクリーニング 不可

      かなり扱いの難しい洋服であることがわかります。基本的に、洗濯するのであればクリーニングが必須ということになっていますね。

       

      HAREのシャツに関しては、家庭洗濯不可となっているため、家庭では洗濯しないほうが良いでしょう。ただ、毎回クリーニングに持っていくのは面倒ですよね。

       

      洗濯表示では洗濯不可となっていますが、「手洗い&中性洗剤&低温」であれば、洗濯は可能だと考えられます。自己責任にはなってしまいますが、クリーニングに持っていくのが面倒という方は、この洗い方をおすすめします。

       

      最近は、洗濯方法に関して、かなり厳しく表示を付けるようになってきました。これは、メーカー側がクレームを付けられないために、厳し目に表示を付けるようにしているからです。

       

      実際は洗濯できるが、クレーム回避のために洗濯出来ないという表示にすることが多いというわけですね。

       

      モダールは毛玉が付きやすいの?

      最後に、モダールは毛玉が付きやすいのか?について説明をしていきます。

       

      基本的に、モダールは適切に扱っていれば、毛玉が付く素材ではありません。もともと、レーヨンの一種ということで、繊維的に毛玉ができにくいものになっているのです。

       

      モダールの場合、綿やポリエステルとの混紡で素材が強化される素材となっています。つまり、先程紹介した2種類のシャツは、毛玉ができにくい特性を持っている素材だったわけですね。

       

      レーヨン素材の場合、混紡にすると強度が弱くなるという特徴がありました。

      しかし、「レーヨン100%」の純粋素材であれば、強度が高くなり、毛玉が強くなるという特徴もあったのです。

       

      この辺りで、モダールとレーヨンの違いが出てきていると考えられますね。

       

      まとめ

      今回は、モダールってどんな素材?という疑問や洗濯の方法、毛玉の付きやすさについて解説をしていきました。

       

      モダールは天然素材であるため、扱いは難しいものになります。もし、洗濯の方法に自信が無いのであれば、クリーニングに出すこともおすすめします。

       

      ただ、手洗いであれば、水洗いはきちんとできるものになります。洗濯表示では「家庭洗濯NG」となっていても、洗濯できる場合があることも知っておきたいですね!

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