夏になると厄介になる「虫刺され」。特に、蚊に刺された場合は、非常に鬱陶しいものです。強いかゆみを伴い、夜に寝ることができなくなることもありますよね。

 

さて、そんなイライラをもたらす蚊ですが、子供が刺された場合は少し注意しておく必要があります。実は、蚊に刺される場合には、2つの種類の症状が発生します。

 

子供が蚊に刺された場合は、熱を伴う場合があるなど、皮膚科への受診が必要になる場合もあるため、非常に厄介です。今回は、子供が蚊に刺されて、患部が腫れている場合を想定します。

 

また、痛みが伴う場合の注意点についても考えていきましょう。痛みや熱を持っている場合、どのような対処が必要になるのか?注意点は何なのか?について解説していきます。

 

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子供が蚊に刺されたときは注意!遅延型は腫れる・熱を持つという症状も!

蚊に刺された際に起きるかゆみについて、大きく分けて2つのタイプがあることをご存知でしょうか?その2つのタイプとは、「即時型」と「遅延型」の2つになります。

 

<蚊に刺されてから症状が出るまで>

発症までの時間 続く期間 症状
即時型 1時間以内 数時間 強いかゆみ
遅延型 数時間〜数日後 1週間〜2週間 炎症

腫れ

 

即時型は大人に多く、刺された後にすぐ発症するタイプです。症状は数時間程度で収まりますが、かゆみは遅延型よりも強いです。

ただ、かゆみが再び起きる可能性は低く、すぐに収まります。

 

反対に遅延型の場合は、発症までに数時間〜数日かかります。そして、症状が始まると、1週間〜2週間続くこともあるようです。遅延型は子供に多く、かゆみが長続きするため、非常に厄介なのです。

 

また、遅延型はかゆみに加え、広範囲で腫れ、熱を持つこともあります。蚊の種類によって違いますが、症状が重い場合は必ず皮膚科で薬をもらいましょう。

 

【参考】なぜ子供が蚊に刺されると「遅延型」になりやすいのか

では、どうして子供と大人で家に刺されたときの症状が違うのでしょうか?理由として、「作用している細胞が違う」という点が挙げられます。

 

<大人と子供で作用する細胞が違う>

作用する細胞
大人 肥満細胞
子供 白血球

大人がかゆみを感じるのは、「肥満細胞」が関係しています。蚊の唾液が体内に侵入すると、それを排除しようという反応が起こります。その際、人間の皮膚表面にある「肥満細胞」がヒスタミン物質を出すのです。

 

そのヒスタミン物質がかゆみ神経を刺激し、かゆみが起こります。

 

しかし、子供は免疫細胞が未発達であるため、肥満細胞からヒスタミンが発生することはありません。そして、免疫細胞の代わりに働く細胞こそ、「白血球」なのです。

 

白血球が働きだすと、その反応として「炎症」が起きたり、「腫れ」が起きます。つまり、子供の場合はかゆみではなく、炎症が発生しているのです。その炎症から、かゆみが起きているというメカニズムとなっています。

 

炎症になるため、症状が長続きします。その結果、腫れやかゆみが継続してしまうのです。

 

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子供が蚊に刺されたときに注意したいことと対処法

子供が蚊に刺された場合、「遅延型」として1週間〜2週間、腫れやかゆみを伴います。また、熱を持ち続ける場合も多いので、非常に厄介ですね。

 

さて、子供が蚊に刺された場合、注意したいこととその対処法はどういったものがあるでしょうか?

 

子供が蚊に刺されたときは「合併症」に注意!

子供が蚊に刺されたとき、まず注意しなければならないのは、掻き壊しによる「化膿」や「とびひ」といった合併症です。子供は掻く力を抑制できないことが多く、蚊に刺された部分を強く掻いてしまう傾向があります。

 

その結果、傷が治りにくくなったり、跡が残ると行ったリスクも伴うのです。

 

  • 化膿によるとびひ
  • 感染症

 

このような合併症には十分注意し、正しい対処法が必要になってきます。

 

子供が蚊に刺された場合は侮らずに対処する

蚊に刺された程度...と思わないことが重要です。お子さんがずっと患部を掻いているという場合、炎症が広がってしまう可能性が高いです。

 

そこで、しっかりと「ステロイド外用薬」を使用したり、「抗ヒスタミン薬」を飲むことが大切。蚊に刺された箇所が増えているようであれば、まずは皮膚科に行きましょう。

 

皮膚科に行くと、症状にあった外用薬を処方してもらえます。子供の場合、反応ではなく「炎症」になっているため、まずは炎症を止めないと、症状が治りにくいのです。

 

ステロイド外用薬を使用することにより、炎症を鎮めることができます。また、かゆみを抑える抗ヒスタミン薬を飲むことで、ある程度のかゆみを抑えることも可能です。

 

熱を持っている場合は....

皮膚科に行き、薬をもらったら、しっかりとお子さんに塗ってあげるようにしましょう。以前「ステロイドは危険である」という情報が増え、ステロイドを嫌う人が増えました。

 

しかし、ステロイドを不使用による、さらなる合併症が増えてしまいます。

その結果、現在はステロイドを使用した治療が最も効果的であるという研究が出ました。

 

お子さんの症状が悪くなる前に、確実に薬を塗ってください。

 

また、かゆみと伴に「熱を持っている」場合があると思います。その場合は、患部を保冷剤などで冷やしてあげましょう。アトピー治療の世界でも、患部を冷やすという治療は効果的とされています。

 

一時的ではありますが、かゆみが緩和されるため、お子さんが刺された箇所を掻いている場合、冷やしてあげると良いですね。

 

蚊に刺された場所が痛い?強い腫れを伴う場合

もし、蚊に刺された場所が痛みを伴い、強い腫れが出てきている場合、他の虫に刺された可能性も疑いましょう。

大きな腫れになっている場合、「ハチ」や「ブヨ」に刺された可能性もあります。

 

↑ハチに刺された場合の腫れ方。大きく腫れる特徴がある。

 

↑ブヨに刺された場合の腫れ方。刺し傷がわかりやすい特徴がある。

 

もし、画像のように腫れていて、痛みを伴う場合は、必ず皮膚科で治療を受けてください。蚊に刺された場合でも、痛みを伴うことは少ないです。

 

かゆみよりも痛みが強い場合、必ず皮膚科で診察をしてもらってください。

 

まとめ

今回は、子供が蚊に刺されたときに起こる腫れやかゆみ、熱などの症状の原因について解説をしていきました。子供が蚊に刺された際は、侮らずに「経過観察」をしていきましょう。

 

もし、お子さんが患部を強く掻いているようであれば、早めに皮膚科へ行きましょう。とびひなどで、傷が残る可能性は十分にあります。

 

また、痛みがある場合なども、確実に病院へ連れていきたいですね!

 

今回のまとめ
①子供が蚊に刺されたとき、腫れや熱を持つのは「白血球」が原因
②かゆみ神経ではなく、「炎症」が起きている
③熱を持っている場合は冷やす
④とびひや感染症の危険があるため、強く掻かないように気をつける
⑤強く掻くようであれば、皮膚科でステロイド外用薬か抗ヒスタミン薬をもらう
⑥痛みが強い場合は別の虫に刺された可能性を疑う
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